『語りかけ』による幼児教育COM
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“語りかけ”は、親子の大切なコミュニケーション。語りかけをおこなわないと、反応の乏しい子になったり言語発達が遅れることもある反面、上手くおこなえば、言葉の発達はもちろん、集中力が高まる・IQが高くなる・コミュニケーション能力が高まるなどの効果があることが英国で実証されています。ポイントをおさえて、毎日のおしゃべりを意識的に行ってみましょう。

赤ちゃん期 〜「マザリーズ」は赤ちゃんの心の栄養〜
まだ話せない赤ちゃんに母親が話しかけることを総称して「マザリーズ」と呼びます。1970年代にアメリカで、母親行動(mothering)の中でとくに重要として提唱されました。おなかから生まれてきたら、こんど母親と子供をつなぐのは“母乳”と“言葉”です。まだ言葉が理解できないと思わず、「いい子だね」「おむつ変えようね」など、優しく笑顔で話しかけてあげましょう。言葉はわからなくても、愛情は伝わります。それが赤ちゃんの情緒の安定や免疫機能にも影響を及ぼすのです。

♪話し方のポイント♪
1.ゆっくりしたテンポで 優しく話しかける
2.声を高めにして、抑揚をつける
3.短い言葉を繰り返す   
4.赤ちゃんの反応を見てから、言葉を返す(一方的にしゃべらない)

生まれたときから4才まで 〜言語治療士が提唱する「語りかけ育児(ベビートーク)」〜

情緒面だけでなく、言語発達の面から研究されたプログラムが「語りかけ育児」です。提唱するサリー・ウォードさんは、イギリスの国営医療サービス機関で言語治療の専門職の人の相談にのる一方、就学前幼児のクリニックを始めたプロ。長年の臨床経験や言語学的理論、綿密な研究に基づき、子供の発達をうながす方法、両親が行うと効果があがる方法を編み出しました。

テレビ・ラジオ・音楽など、私たちの環境はどんどんうるさくなっています。一方、赤ちゃんが自分の聞きたい音を選び集中できるようになるのは1才を過ぎてから。騒々しい環境では、言葉を覚える以前に、赤ちゃんの「言葉を聞こう」「注意を向けよう」という気持ちが育ちません。
また、大人同士の会話を聞いていても、言葉を覚えることにはつながらないのだそう。短い時間でもいいので、子供と1対1で向き合い、語りかけることこそが大事なのです。

 

♪行い方♪
1. 一日30分 2人だけでしっかり向き合う時間をつくる

  1. TV、ラジオ、音楽をつけない静かな環境でおこなう
  2. 子供の目をみて、ゆっくりと、心をこめて語りかける
  3. 話の内容は、その時子供の気が向いていることを
  4. 月齢、年齢にそった語りかけをする

(詳細な方法は 「語りかけ」育児 サリー・ウォード著参照)

♪NG♪

  1. 無理に集中させようとしない
  2. 言葉を言わせようとしたり、質問や指図はしない

(語りかけるに徹するだけのほうが、早く準備がととのう)

言葉の発達が遅れ気味の10ヶ月の赤ちゃん140人を、4ケ月間「語りかけ育児」を受けたグループと、受けなかったグループに分けて調査。受けたグループは、プログラムが終了する頃にはほかの正常発達の子供たちに追いつきました。効果が持続するものなのか、3才になるまでと、7才になった時にもさらに追跡調査を行いました。3才の時点では受けなかった子供の85%に遅れがみられたのに対し、受けたグループはほとんど全員が正常水準に達していたばかりか、4才半のレベルに達している子供も何人かいたということです。7才になると、10才半のレベルに達する子がでてきたり、語彙力やIQにも差が。集中力がある、積極的で親しみやすい、上手に自己表現ができるなど、感情面や社会性などの面にも違いがあらわれたとされています。

仕事を持つママにも無理がなく、2人目、3人目の子をもつママにも参考になる教育法です。